探究心と情熱 お好み焼きの桂


お好み焼き桂の店主岩淵さんは昭和40年2月14日にお店を開店しました。
しかし、当初お店は回転焼きを販売するお店だったそうです。回転焼は生地にこだわった商品でとても人気がありましたが、夏に売上げが下がることから、カキ氷やソフトクリームなども販売していました。
開店から4年後の昭和44年にお好み焼きをはじめることになります。そのきっかけはお客さんの「お好み焼き売ってみたら?」の一言だったそうです。

お客さんの一言が突き動かしたお好み焼き店のオープンに向けて、自らたくさんのお店を食べ歩きお好み焼きを研究。お好み焼きの『桂』として新たな道を進まれました。

『お好み焼きのおいしさの秘訣はスープ。私が教えたとおりに作れば美味しいお好み焼きはすぐに作れます。』と言い切る岩淵さん。長年の研究が窺えます。某放送メディアでもレシピについてはお話されたことがあるそうです。また桂のお好み焼きソースは、オリジナルレシピでオタフクソースに依頼しているとのこと。桂オリジナルお好みソースは店頭で販売もしています。

素材にもこだわり、しょうがは高知県産、玉子は岡山県笠岡市の采女ファームの”うねめ もみじたまご”を使用しています。この”うねめ もみじたまご”は、農林水産大臣賞を受賞したこともある良質の卵です。

さらに岩淵さんは、お好み焼き教室も主宰され、教室では開業を考えている人にお好み焼きの焼き方から経営の方法、開店準備に至るまでお好み焼き店のノウハウをすべて教えておられます。教室をはじめて約30年、のべ2000人以上の生徒さんを輩出。予定が合えばオープン時に生徒さんのお店を訪れることもあり、取材を行なった前週も香川県高松から生徒さんが来られていました。

そんなお好み焼きの普及にもご尽力されている岩淵さんのモットーは商売としてはケチらず、お客さんに喜んでもらってまた来てもらえるようにと考えているとのこと。今後も岩淵さんのお考えを元にどんどん美味しいお好み焼き屋さんが増えることを期待しています。

お店にはひとつだけ丸い鉄板のテーブルがあります。お客さんから丸いテーブルは大東市内ではここだけじゃないか?と言われたそうです。是非、この丸鉄板のテーブルでおいしいお好み焼きをご賞味ください。

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